大道芸を見に行こう!日本の伝統的な大道芸特集
2020年月08日24日
別名ストリートパフォーマンスとも呼ばれ、街中やイベントで大道芸を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
大道芸の種類は豊富でパントマイムやマジック、バルーンアートなど人を魅了する芸であれば、全て大道芸の仲間になるくらい無限の可能性を持っています。
今回は古くから伝わる日本の伝統的な大道芸について解説していきます。
日本の大道芸の歴史
日本の大道芸の歴史は古く、室町時代の絵巻にも大道芸人が描かれています。
江戸時代になると、浅草の見世物や手品、新潟地方の瞽女や津軽地方のボサマと呼ばれる大道芸が流行しました。
しかし、これらの芸は乞食芸と呼ばれ蔑まれることが多かったそうです。
身分としては最下層とされていましたが、大道芸そのものには人気がありました。
江戸幕府は身分の秩序には厳しい反面、芸の内容には口出ししなかったため、大道芸は豊かに発展していきました。
また、開国と同時に海外にも輸出入が行われて更に大道芸は豊かになっていきましたが、 明治政府の方針で多数の大道芸が禁止されたため、日本の大道芸は衰退していきました。
最近ではアートとしての側面やエンターテインメント性の高さが再認識されてきたため各地で脚光を浴びつつあります。
猿回し
猿飼、猿曳、猿舞、野猿まわしなどとも呼ばれ、サル使いの指示や太鼓の音に合わせて
猿が芸を披露する大道芸です。
稼ぎどきは主に正月にで、門付や辻芸をしながら町々を巡り歩いていました。
紙切り
紙をハサミで切り、形を作る伝統芸能です。
寄席では色物の一つとして紙切りの芸を披露します。
お客さんのリクエストに答えることも多く、最近では動物やアニメのキャラクターなどのカットもできることが多いそうです。
切っている間もお客さんを飽きさせないように喋り続けるなど、単に紙を切る技術だけでは成立しない芸でもあります。
江戸糸あやつり人形
江戸時代から伝わる糸で操る人形で芸をする伝統芸能です。
あやつり人形を使った有名な話として「ピノキオ」が挙げられます。
十本を超える糸と「手板」という道具であやつる独自の構造を持ち、日本ならではの実に繊細で、表情豊かな動きをします。
南京玉すだれ
芸人が長さ20 〜30cmの竹で作られた小型のすだれを持ち、唄にあわせて踊りながらすだれを変化させて釣竿、橋、しだれ柳、旗などに見立てる芸です。
「あさて、さて、さてさてさてさて、さては南京玉すだれ」という威勢の良い掛け声が特徴的です。
大道芸を見に行こう!
現在開催中の日光さる軍団高尾山公園
「反省ポーズ」で一世を風靡した村崎太郎率いる日光さる軍団が高尾山にやってきます。
6/12〜12/6まで開催中です!
お猿さんと芸人たちが繰り広げる面白くてかわいいコント、芸人たちの軽快なトークに、お猿さんの得意芸など「猿まわし芸」のカッコイイ姿をお楽しみいただけます。
笑いと感動いっぱいの太郎次郎一門による伝統芸能「猿まわし」公演を存分にお楽しみください。